ドクターX 〜外科医・大門未知子〜(2019) 1話 感想|医療ドラマで最新技術が勝った試しナシ。
事前に放送されたSPでも書いた通り、今までのシリーズは未見です。
そこんとこ、よろしくお願いしますm(_ _)m
さて、2年ぶりの続編な訳ですが…
予告映像で感じた「何だか気合い入ってるなぁ」という印象が
そのまま残ったような初回でした。
ライバル役は市村正親さん。
新キャストにユースケサンタマリアさん、清水ミチコさんと、武田真治さん。
今時らしいAIを扱ったコンセプト。で…日曜劇場よりも長い会議用テーブル(笑)
テレビ朝日開局60周年記念と冒頭で謳っていたので、
揃える所は揃えたという所でしょうか。
しかし、今回はAIが誤診をした事で大門(米倉涼子)が勝つ流れとなりましたが、
「私、失敗しないので」という決め台詞があるくらいスーパードクターなのだというのは
既に周知されているように思います。
なので初回では、上手くいったと見せかけたものの、いっその事AIに負ける展開にして、
彼女にとってそれがいかに強敵なのかを思い知らせる結末にした方が、
「どんな難病でも助けられる」イメージが定着していた時代劇風シリーズ物に
ありがちなマンネリ化を払拭出来、物語にもっと面白味が増したのかもしれません。
それに、恐らく毎回ニコラス(市村正親)との一騎打ちになるでしょうから、
潮(ユースケサンタマリア)と浜地(清水ミチコ)などのキャラクター追加で
豪華&強烈そうに見せるよりかは、
ニコラスを大門が対抗出来ない絶対的な腕前を持つ相手として
もっと徹底的に練り上げるべきだと思いました。
まぁ、いろいろ書きましたが、最後に一番書きたいのは
医療ドラマで最新技術が勝ったケースってなくない?
って所でしょうか(笑)
序盤でそれを、医者達を圧倒させる素晴らしい物として描いた所で、
結局は主人公が勝って、技術がどれだけ凄かろうが
人間の能力が全てなのだという逆転の流れ…。
別にAIがギャフンと言わせたって良いと思うんだけどなぁ。フィクションなんだし。
先が読めてしまったのも、シリーズが続くのも分かるほど凄く面白い!
とはならなかった要因かしら。