2021年のドラマを総まとめ〜69作品もの出会いをありがとうございました
こんばんは、りんころです!
今年も残りあとわずかとなりました…って作成時には書いていたんですけど、
日付変わって、もう新年になってしまいました(笑)
どうか、2021年に戻った体で読んで下さいませm(_ _)m ではでは…
いつもご訪問して下さる方、最近ご訪問して下さるようになった方、
こんな拙いブログですが…2021年もお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
今回が初めてだよという方も、もちろん嬉しいです!ありがとうございます。
えーと…本来だったら、1クールが終わったごとに総括記事を上げているはずなんですが…
今年は全く上げられてなくてすみません(苦笑)
やりたかった気持ちはあるんですけどね。気力が足りなかったもんでして^^;
でも、流石にこのままランキングもまとめもしないまま年を越すのは気持ち悪いし、
総括を待っていて下さった読者さんもきっといらっしゃるでしょうから、
超簡単でも良いから何とか今年中に完成させよう!という事で
今回の記事を作成いたしました。
今年の連続ドラマは69本視聴しました。
とは言っても、現在まだ4本(「阿佐ヶ谷姉妹の〜」「東京放置食堂」「らせんの迷宮」
「和田家の男たち」)が残り3,4話くらい溜まっていて完走出来ていないので…(笑)
作成したは良いものの、未完成の状態です。
現時点では65本でランキングを付けますが、
残り4本は完走出来次第、こっそりと加えるかもしれません。
さて!前置きが長くなりました。
ここからも長くなるので、一応目次をつけておきます。
↓ ◆の横の文字をクリックすると、そのページに飛べる仕組みになってます。
〜目次〜
冬〜秋クールに視聴した65作品を全てランキング付けしたものです。
当ブログで一度も感想を書いていない、又は途中で終わってしまった作品の雑感集。
主演俳優賞、主題歌賞、OP/ED映像賞、脚本賞などなど…
最後はぼんやりと2021年のドラマを振り返ってみます。
これはあくまでも個人的に付けたランキングです!
それでは、発表します…ドコドコドコドコ
2021年 ドラマ年間ランキング
視聴した69作品(うち4作品は追記する予定)の順位を発表していきます。
1位〜10位は簡単なコメント付きです。
全部コメントを付けると多い上に、多分間に合わなくなりそうなので
11位以降はタイトルのみで割愛しております。すみません。
(ただし、作品によっては次のコーナーで雑感は残しております!)
ちなみに、上から 順位→タイトル(放送局・曜日・時間・放送クール)です。
感想記事のリンクも貼っておくので、詳しい内容を見たい!という方は、よろしければ。
1位 最優秀作品賞
ここは今から倫理です。(NHK総合・土曜23時30分・1月期)
見ていて自然と心が浄化されるだけでなく、
自分の視野においてもドラマ界においても「新しい扉を開いた」ような、そんな作品でした。
様々な問題を抱える生徒たちに教師が関わり、
教師の言葉によって徐々に変化を見せ始める…といった構図自体は、学園モノではあるある。
しかし、哲学者や思想家の言葉を引用して導いた高柳の"倫理"は
毎回ハッとさせられるものが多く、
最後も「考え続けて欲しい」で、あえてボカして完結させた所に
従来の学園モノとは違った斬新さを感じさせました。
あとは…個人的に高く評価したいのは、"今までの集大成"で魅せるのが定番の最終回を、
卒業式でもなく、教師の生徒たちへのメッセージでもなく、グループでの対話で魅せてきた事。
あれは本当に新しかったなぁ…。
生徒それぞれが自分なりの考えを述べ、徐々に対話が盛り上がっていくのを
見ているだけでも面白いんですが。
その考えの中には、様々な境遇に置かれ、様々な経験を送り、
様々な想いを抱えた十人十色の背景や、それを乗り越えて強くなるまでの過程も垣間見えて、
ああ、"成長"ってこんな風に日常会話でも表現出来るもんなんだなぁ…と
感心させられたような記憶があります。
夏休み期間や年末年始に再放送して、多くの方に見て欲しい作品の1つです。
2位 優秀作品賞
コントが始まる(日本テレビ・土曜22時・4月期)
視聴前は得体の知れなかった作品ですが、
いざ蓋を開けてみれば、お笑いで"青春"を送ってきた仲間たちが
志半ばで新しい人生へと踏み出すまでの物語でした。
お笑いの世界に少し疎い私でも「芸人の道は険しい」というのはよく聞く話です。
マクベスの3人も中々日の目が当たらず、時に同級生や担任、小さな子供などに
直球の言葉をかけられるシーンを見て辛くしんどい気持ちになったりもしましたが、
それと同時に…いや、それ以上に、
身近な存在や何気ない言葉で救われる瞬間も多々ありました。
本作は基本的に"挫折"を描いていて、
“挫折"を描くならもっと薄暗い話に出来たかもしれないのに、
物語の根底にはほんの少しの希望があるような、ちょっぴり元気になれるような
そんな雰囲気が一貫して漂っていたのが、
本作を好きで登場人物を応援したくなった大きな理由だったのかもしれません。
また、視聴者の年齢や境遇によって、どんな形にも受け取れて、
少し考える時間を与える余地を作ってくれる作品だったとも思います。
私は歳が近いのもあって、マクベスの3人に感情移入する形で見る事が多かったですが、
歳を重ねたら重ねただけ俯瞰的に見られる、また違った面白さがありそうです。
3位 作品賞
大豆田とわ子と三人の元夫(フジテレビ・火曜21時・4月期)
坂元裕二脚本ならではのエッセンスも感じられつつ、今の時代にふさわしい作品でした。
結局、三人の元夫誰ともくっつく事はせず、今後も同じ距離感を保ち、
四人目の夫との再婚もなく、社長業も継続する…と、文字だけで見れば特に変化はなし。
キャッチコピーを引用するなら、
「ひとりで生きたいわけじゃない。」で始まって終わるとも言える。
でも、最後まで見てきた者にだけ分かる、その言葉のニュアンスの違いと充実感…
1話完結型や勧善懲悪といった
「分かりやすい」「途中を見逃しても困らない」作品の方が視聴率をとりやすいこの時代に、
あえて「毎週欠かさずじっくり見る」層をターゲットにした所が
本作の面白さに繋がったと思います。
もちろん、ライトに見ていても、とわ子と三人の元夫のやりとりで
クスリと楽しめる部分もあるでしょうけど、
咀嚼すればするだけ、その一見コミカルな世界観の中には深さが含まれている…
そんな2つの魅力があったとも言えるでしょう。
これまでとわ子が三人の元夫やかごめに注いできた愛情がとわ子自身に返ってきて、
自分の人生を肯定してくれるようなラストも良かったです。
4位
古見さんは、コミュ症です。(NHK総合・月曜22時45分・10月期)
これはひたすら可愛い作品でしたねぇ…。
外面では周囲に溶けこめるようにと明るく振る舞うものの、内面では皆それぞれ繊細で、
上手くコミュニケーションをとれているのか常に不安で…っていう、
生活していく中で誰もが抱えて使い分けるであろう"取り繕った自分"と"本音"の二面性を
ゆっくり丁寧に描いている印象がありました。
その結果、片居くんや万場木さんなど、外見・態度は強烈でも
何だか抱きしめたくなっちゃうような愛しいキャラがたくさん生まれました。
「コミュ症あるある」に自身の当時の思い出も重ねつつ、
親心の(?)つもりで最後まで応援するように見てしまった
魅力的な仕上がりになったと思います。
他のドラマの悪そうなキャラを見ていても、
「実はこの人も本当は…」と違う視点でその人の事を見てしまうような、
そんな新しい"ドラマの楽しみ方"にも出会えた作品でもありました。
5位
その女、ジルバ(フジテレビ・土曜23時40分・1月期)
枠もジャンルも関係ないドラマの台詞の引用で大変恐縮ですが、
かつて「逃げるは恥だが役に立つ」でこんな台詞がありました。
「私たちの周りにはね、たくさんの呪いがあるの。自分に呪いをかけないで。」
本作はそんな、印象に残った台詞を具体化してみせたような作品だったと思っています。
バーの人々と関わる事で、新が勇気を持てるようになるまでの成長物語なんだろうな〜と
最初はふわっと捉えて見ていましたが、
実際に描かれたのは、戦争孤児や震災、詐欺や失恋と、かなり重たく幅広いもの。
しかし、本作の何が良かったかって、
「私たちが生きていた時代はこんな事があったんだよ」という思い出語りや、
「歳を重ねたらこんな辛い事があるから気をつけてね」という教訓でそれらを扱うのではなく、
「いつの時代だって年齢関係なく、悲しい出来事や、嬉しい出来事を経験する」などと
どの世代も同じ目線で、寄り添うように描かれた所。
その積み重ねのお陰で、外見的にも内面的にも変わっていく女性の真の美しさを感じさせ、
見終わった後には自然と元気づけられる作品になっていた気がします。
また、どういう選択をするのが正解か?ではなく、
どういう選択をしたって良い…という、自分らしさを肯定してくれる描き方も好きでした。
では、6話以降はもっと簡単に〜…
6位
俺の家の話(TBS・金曜22時・1月期)
最初は、介護がテーマの作品なのに
能もプロレスも盛り込んで大丈夫?という不安はありましたが、そこは流石のクドカン脚本。
結果的に野暮な考えで終わりました。
話を見ていけば、能もプロレスも"マスク(仮面)を被る"点では共通しており、
登場人物の心情を引き立てる上で最も効果的で感情移入しやすい設定だったと思います。
介護をしている人、してもらっている人は、
家族の前では"仮面"を被ったり、時に外したりしながら生きている…という
それぞれの登場人物を尊重してくれているようでした。
そこにクドカン脚本ならではの青臭さ、少年っぽさが加わり、
世界観はキテレツながらも どこか子供の頃を彷彿とさせる純粋さも感じさせる、
一言では言い表せられないような面白さがあった作品でした。
7位
ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜(日本テレビ・水曜22時・7月期)
最後まで期待を裏切らない作品でした。
この手の明るくて楽しい作品は、最終章に近づくにつれ"縦軸"が邪魔をし、
“縦軸"がメインの話になれば作風がシリアス寄りに変わって
尻すぼみになってしまう事が多いのが最近のイメージなのですが。
本作は一貫して"らしさ"を忘れず、かつ"縦軸"もきちんとまとめ上げてみせた点では
珍しい作品だったと思います。
ザ・現代っ子でありつつも着実に成長が見える川合の描写も、
年齢経歴関係なく相手にリスペクトを持って接しているのが伝わる上司の描写も、
普段は中々見られない交番での仕事ぶりも、クスッとさせられるコメディ要素も…
どの点においても、満足に見せてくれました。
8位
お耳に合いましたら。(テレビ東京・木曜24時30分・7月期)
「好き」という気持ちを尊重すれば、周りを巻き込んでいく勇気に変わるし、
影響を与えていくし、心のビタミンにもなる…というのが
じっくりと描かれていた優しい作品でした。
そして、いろんな形のチェンメシがあるように、いろんな形の思い出もある…という
メッセージ性にもブレを感じさせませんでした。
“思い出のお店とご飯"は全ての飲食店に共通していますが、
チェンメシは「どこでも・いつでも・お手頃な価格で食べられる」という利点があります。
だから、職場の近くだけに留まらず、自宅近くや遊び先、出張先の近くにそのお店にあったら
ふっと寄っていけるし、同じメニューを注文して「こんな事あったよね〜!」なんて
当時の思い出に浸ったり、共有したりしやすい。
他にも、思った事をぶちまけるんだったら串カツ田中でお酒と串カツを追加。
親友とだったらリーズナブルなファミレスでポテト。
頑張ってる部長にはボリューミーなバーガーと、それぞれの状況や背景に合わせて
食べる物を変えていた所も、チェンメシという特性を上手く活かせていた印象がありました。
“味変回"もあったりして、深夜ならではの遊び心も感じさせる作品でした。
最初は1人だったのが、そのうち誰かと一緒に踊るED映像も微笑ましかったなぁ…。
9位
直ちゃんは小学三年生(テレビ東京・金曜24時52分・1月期)
小学生を大人が演じるという出オチ的な作品かと思いきや、
価値観を土台から掘り下げてくれる仕上がりで、
かつ小学生男子ならではのおバカなやりとりで笑わされたりもして…という
何とも不思議な魅力で溢れた作品でした。
花屋や「ぶじゃらー」を通してジェンダー論を学んだり、
ある日ぽっかりとなくなってしまった"当たり前にあったもの"を通して
生と死を考えたりする姿には心揺さぶられ、大変面白く見られました。
(本作を知らなかったという方は、本当は全6話(3時間)という短さなので
全話見て欲しいくらいですが、特に3話は見る価値はあると思っています。)
大人が演じるからこその皮肉もあるし、当たり前過ぎて忘れかけていた"気づき"もある。
子役をキャスティングしなかった所にも作者の意図を強く感じさせました。
子供と違って身体的な成長はないでしょうから(笑)また続編をやって欲しいですね。
10位
最愛(TBS・金曜22時・10月期)
これはもう脚本力が大きいですね。
2つの事件とはあまり関係のない事件まで勃発させて、
新たな謎も追加して…という風呂敷の広げっぷりで、
「そんなに広げてちゃんと収められるの?」といった不安でいっぱいなまま
後半は見続けていたんですが。
他のこの手の作品だったら強引過ぎる!と言いたくなるものを、
今までの描写の積み重ねのお陰で一気に納得させられる結末を描けた作品は
そうそう現れないと思わされました。
話数を重ね、登場人物の真相が明かされるごとに
「最愛」の意味に広がりを感じさせたり、同時に切なくなったりもして…
従来の謎解きミステリーに留まらない、様々な"感情"が注ぎ込まれた作品でもありました。
それでは、先ほども書いた通り、
11位以下はタイトルのみの発表とさせていただきます。
感想記事のリンクはタイトルに貼っておきます!
11位 恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜(日本テレビ・水曜22時・10月期)
14位 スナック キズツキ(テレビ東京・金曜24時12分・10月期)
15位 珈琲いかがでしょう(テレビ東京・月曜23時6分・4月期)
16位 今ここにある危機とぼくの好感度について(NHK総合・土曜21時・4月期)
17位 生きるとか死ぬとか父親とか(テレビ東京・金曜24時12分・4月期)
18位 六畳間のピアノマン(NHK総合・土曜21時・1月期)
21位 おかえりモネ(NHK総合・月〜金曜8時・4〜10月期)
22位 コタローは1人暮らし(テレビ朝日・土曜23時30分・4月期)
23位 おいしい給食 season2(テレビ神奈川 他・木曜23時・10月期)
24位 消えた初恋(テレビ朝日・土曜23時30分・10月期)
25位 二月の勝者-絶対合格の教室-(日本テレビ・土曜22時・10月期)
26位 あのときキスしておけば(テレビ朝日・金曜23時15分・4月期)
27位 おじさまと猫(テレビ東京・水曜24時58分・1月期)
29位 准教授・高槻彰良の推察 Season1(フジテレビ・土曜23時40分・7月期)
31位 着飾る恋には理由があって(TBS・火曜22時・4月期)
32位 孤独のグルメ Season9(テレビ東京・金曜24時12分・7月期)
33位 サ道2021(テレビ東京・金曜24時52分・7月期)
35位 きれいのくに(NHK総合・月曜22時45分・4月期)
37位 ソロ活女子のススメ(テレビ東京・金曜24時52分・4月期)
38位 TOKYO MER〜走る緊急救命室〜(TBS・日曜21時・7月期)
39位 八月は夜のバッティングセンターで。(テレビ東京・水曜25時10分・7月期)
40位 群青領域(NHK総合・金曜22時・10月期)
41位 モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜(テレビ朝日・土曜23時・1月期)
42位 バイプレイヤーズ〜名脇役の森の100日間〜(テレビ東京・金曜24時12分・1月期)
43位 ミヤコが京都にやって来た!(朝日放送 他・日曜23時55分・1月期)
44位 天国と地獄 〜サイコな2人〜(TBS・日曜21時・1月期)
45位 ざんねんないきもの事典(テレビ東京・水曜24時52分・10〜1月期)
46位 監察医 朝顔(フジテレビ・月曜21時・10〜1月期)
47位 お茶にごす。(テレビ東京・木曜24時30分・10月期)
48位 ラジエーションハウスⅡ(フジテレビ・月曜21時・10月期)
50位 いいね!光源氏くん し〜ずん2(NHK総合・月曜22時45分・4月期)
51位 #家族募集します(TBS・金曜22時・7月期)
52位 ボクの殺意が恋をした(日本テレビ・日曜22時30分・7月期)
53位 彼女はキレイだった(フジテレビ・火曜21時・7月期)
54位 書けないッ!?〜脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活〜
(テレビ朝日・土曜23時30分・1月期)
55位 IP〜サイバー捜査班(テレビ朝日・木曜20時・7月期)
57位 青のSP-学校内警察・嶋田隆平-(フジテレビ・火曜21時・1月期)
59位 レッドアイズ 監視捜査班(日本テレビ・土曜22時・1月期)
61位 日本沈没-希望のひと-(TBS・日曜21時・10月期)
62位 ボイスⅡ 110緊急指令室(日本テレビ・土曜22時・7月期)
63位 婚姻届に判を捺しただけですが(TBS・火曜22時・10月期)
65位 SUPER RICH(フジテレビ・木曜22時・10月期)
視聴のみのドラマについてちょこっと
初回のみor途中で終わってしまったものor視聴のみの作品の雑感を
時系列順でここに書き残していきます。(TOP10で既に発表した作品は除く)
ざんねんないきもの事典
純粋に「へぇ〜」と言いたくなるようなタメになる知識もありつつ、
ほどほどに楽しく見られました。
一番好きだったのは10話のオオカミ回。好きで1人である訳じゃないんだよねぇ…
人と心が通じ合えた瞬間を垣間見て、短時間ながらジーンと来てしまった記憶。
おじさまと猫
主人公にとってふくまるは、妻を亡くした悲しみを埋めるための"代替品"ではなく、
“人生の扉を開いてくれる存在"であるというのがブレない作品でした。
おじさまと一緒にいられて夢見心地にもなれたり、孤独な心境を表したりも出来る、
ささやかだけど丁寧なライティングも好きでした。
これはねぇ…普通にドラマ内ドラマの主演を立てる話もあって、完全に別作品と化してましたね。
終盤で寺島進さんが合流するシーンでやっと「バイプレイヤーズだ!」と思えるほどには。
正直、役者をずらっと揃えて巨大プロジェクトにするくらいだったら、
もう続編は良いんじゃないですかね…。
レッドアイズ 監視捜査班
うーん…見せ方や登場人物で一応違う話に見せているつもりなんでしょうけど、
やっている事は「仲間が攫われる」「危機的状態に遭う」で
何も代わり映えしなかったような…?
書けないッ!?〜脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活〜
身内でアイデアを出す以外の家庭パートが多過ぎる!に尽きる。
期待していた内容と違ったな…という残念感が残る作品でした。
ミヤコが京都にやって来た!
ストーリーはごく普通だったような(笑)
京都の観光めぐりとともに、不器用ながらも娘想いのお父さんを演じる
蔵之介さんを堪能出来ただけで満足。
あのときキスしておけば
「おっさんずラブ」の二番煎じ的作品になるんじゃないか…という不安は払拭され、
最後までみんな愛らしく感じられる作品でしたね。
蟹釜ジョー先生@唯月巴さんを外見ではなく、
人として好きだという人たちばかりだというのが伝わってきた描写が大きいんだと思います。
そして、松坂桃李さんは複雑な困り顔が似合う(笑)
「ももち」と呼んでしまいたくなる魅力がありました。
生きるとか死ぬとか父親とか
今元気で過ごしていて、身近な距離にいる両親がいる事の貴重さと有難さを
噛み締めたくなるような味わいがありました。
ドラマ用ではない、飾り気のない親子での会話が、毎回ツボに刺さりました。
ソロ活女子のススメ
「ススメ」だけに、ただのソロ活マニュアルという印象が残っていたのが…
後半からは、明日に繋がる活力だとか、自分を労う時間だとか、
“ソロ活をする事で心を満たす"を描く話が多くて、最終的にはほどほど面白く見られました。
コタローは1人暮らし
これもほのぼの可愛い…では終わらず、
子供たちを取り巻く問題とか、それを引き起こしている大人の問題とか
いろいろ考えさせられる要素が入っていて、実は深い深〜い作品でした。
コタローのタフさも良かったですね。
置かれた状況は辛いだろうけども、変に湿っぽくならない所が
すんなりと物語に入り込めた要因だったと思います。
八月は夜のバッティングセンターで。
名前だけ知ってる野球選手が2人しかいないほど、野球に疎い私でしたが(笑)
悩める登場人物の特性に合わせて、選手や関わり方を変えている所に工夫が感じられて
それなりに楽しく見られました。
個人的には板谷由夏さんの、外野席に来て励ましてくれる回が一番好きでした。
IP〜サイバー捜査班
せっかくの蔵之介さんなのに眠気が…(汗)
この枠ならではの「そうそうこれこれ」「待ってました!」っていう
“お約束"が足りなかったですよね。
神社バックで自転車漕ぐとか、専用部屋でのひらめき演出とか、甘い物好きの設定とか、
毎回主人公の引き立たせ方が安定していなかったような?
#家族募集します
1人が好きな私にとっては、誰かが悩んでいたら"全員で"解決しよう!っていう
家族アピールが強過ぎて、感動よりもちょっと引いちゃう時もあって(笑)
あんまり入り込めませんでしたね…。
あとは、みどりの死を受け入れて絵本製作に取り掛かるまでの変化が急っていうのもある。
せめて時間経過演出でもしていたら、主人公の決意にも応援出来たかも…。
孤独のグルメ Season9
コロナ禍の中で経営するお店への敬意と応援の気持ちから来ているのか、
いつもより食いっぷりが凄かったなぁ…五郎さん。
2話のオリジナルパフェと、8話の寿司感覚で食べられるおむすび店…
あとはいつだったか、メインではないものの、わさびご飯が特に食べてみたくなりました。
サ道2021
こちらもコロナ禍をガッツリ反映。
サウナ施設紹介番組という印象が強かった前作とは違い、
今回はコロナ禍でも頑張って働き続ける社会人の"唯一の癒し"として
サウナを取り入れた話が多く、好みな仕上がりでした。
ボイスⅡ 110緊急指令室
謎を引っ張り過ぎた結果、不完全燃焼で終わってしまった感じかな。
動機もただの逆恨みだし、悪の制裁も中途半端。
主人公だけ狙えば良いのに、周りの人ばかり巻き込むもんだから
後半からは飽きてました…(苦笑)
准教授・高槻彰良の推察 Season1
初めて心から信じられる相手に出会った所から始まり、終わった物語。
最終回でも「孤独になる呪(のろ)い」が「大切な人に出会うまでの呪い(まじな)い」と
読み方次第で新たな気づきを得たように、タメになる話も含まれつつ、
個人的には演技方面で見るのは新鮮だったお2人のコンビネーションも楽しんだ作品でした。
ボクの殺意が恋をした
何やかんやで最後まで見ちゃったなぁ…(笑)
複雑な設定を作ってどんどん物語を膨らませては、肝心な所は引き延ばして見せるという作りから
抜け出せないんですかねぇ、この枠は。
新手の「ロミジュリ」にしたかったんでしょうけど、
コメディにしたいのかシリアスにしたいのかもずっと中途半端な印象がありました。
ラジエーションハウスⅡ
最終章辺りは露骨な技師いびりや、
灰島の謎の漂白があったので(そうするなら、この人の存在意義ってあったのか?っていう…w)
微妙でしたけど、トータルで見てみれば、前作よりも悪くなかったと思います。
チーム内での役割分担も描かれていたし、1人の技師の個性や特性を絡めた
患者との1対1のエピソードも普通に興味深く見られたものが多かったような。
みんなで1つの画面を見るのはもう恒例行事って事で良いでしょう(笑)
軒下さん回、悠木さん回、田中さん回が好きでした。
7割方「不良と喧嘩」の話でしたね(苦笑)
良い意味で低予算感あるコメディ要素や、
まーくんのおバカなピュアさのお陰で最後まで見ましたけど…
もっと茶道を通して心身共に変わっていく姿が見たかったかなぁ。
群青領域
国籍関係なく、主人公をなぜ外国人の設定にしたのか最後までよく分からず。
深海を映して「群青領域=誰にも触れられない領域」とうたうくらいだから、
みんなに隠してきただけでこれが本来の私なのだ!という"人間臭さ"だとか、
こんな自分が嫌になるほどの"弱さ"とか、もっとそういう描写で掘り下げてくれるのを
期待していたのですが…結局よくある群像劇で終わってしまった感じ。
“よくある群像劇"と例えた理由としては、同性愛とか陽樹の今後とか、妹の事故とか、
設定を盛り込み過ぎていたのも挙げられますね。
後半は、ジュニがトラウマを抱えていた要因が「ジウの死」に替わっていた辺り…
陽樹は脱退させるのではなく、
ジウの設定をそのまま持ってきても違和感なかったのでは?とも思います。
ただ、ピアノを弾くまでのジュニの決意、聖夜の日にぴったりのサプライズ演出には
素直に涙腺がやられました。
あとは安易に恋愛方向に持って行かなかった所は唯一良かったかな?
スナック キズツキ
ヘンテコなような、温かいような、真理を突く言葉に思わず刺さってしまうような、
いろんな魅力がある作品でした。
特に7〜9話の"子を抱える親三部作"が良い!なんて思ったりもしましたけど、
それからも良い回がどんどん出てきて選べなくて。全体的に満足度は高かったです。
トウコ@原田知世さんの自由でゆったりとした合いの手も最高だったな〜♪
消えた初恋
“すれ違い"と言っても、後半は王道のラブコメに落ち着いた印象があったものの、
どこまでもピュアで、真っ直ぐな4人が
誤解や若さ故の青臭さという障がいを乗り越えていく姿はとても可愛らしく、
その可愛らしさで最後まで癒されまくりました。
あとは主題歌ね!主題歌というよりかは、もはやサントラと言っても良いくらいには
物語との親和性が抜群でした。
「Secret Touch」は切ない感情を増幅させたし、
「初心LOVE」は学生時代ならではの初々しさが映し出されるようで、
ただ単に若手注目株の2グループのメンバーを立てるために作られたタイアップではなく、
曲の使い分けでその時の雰囲気を彩っていた所も含めて、好意的に見られた作品でした。
おいしい給食 season2
うちの母は最終回を見て泣いて、
もう一回おかわりするくらいにはハマってしまったようです(笑)
続編もエンジン飛ばしまくりで、時に合唱会とか、シンプル(牛乳)isベスト!だとか、
ゴウくんとの結託とかの変化球もアリで、ひたすら楽しかった!
甘利田先生の給食前の時の動きを見ては
合唱会で忠実に真似して歌うのなんかは…一番笑ったかもなぁ。
あのエンターテインメントっぷりで賞を取れないのがおかしいですわw
おかえりモネ
これは複雑な気持ちで見終えましたね…。
さっきもこの記事を書いている時に、紅白で「なないろ」が流れたら
条件反射で目頭が熱くなるくらいには好きな作品なんですけど、だったはずなんですけど…
島に帰ってからの話をやらなければ間違いなく秀作だったでしょう。
モネの態度から島にこだわる意志が見えてこなかったり、
「誰かの力になりたい」で始まった物語なはずが
なぜか楽器箱を開ける事がゴールになっていたり、そもそも結果を残せていなかったりと
いろいろ物足りなさが残る結末にはなってしまいましたが。
心が傷ついている者、傷を隠そうとしている者、乗り越えようとしている者、
それぞれに平等にスポットライトを当てて寄り添ってくれている描き方が好きで、
最後まで見てきた事には変わりないので…
モヤっとした記憶はここで書き残して終わりにして、
東京編までを頭の片隅に焼き付けておきたいと思います。
あとは見終わり次第、ここに「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」「東京放置食堂」
「らせんの迷宮」「和田家の男たち」の雑感を載せるつもりです。
超個人的なノミネート賞
時系列順となっております。
(王冠マーク)が付いたモノが「最優秀賞」です。
主演男優賞
大倉忠義(知ってるワイフ)
菅田将暉(コントが始まる)
鈴木亮平(レンアイ漫画家、TOKYO MER〜走る緊急救命室〜)
柳楽優弥(二月の勝者-絶対合格の教室-)
主演女優賞
綾瀬はるか(天国と地獄 〜サイコな2人〜)
吉岡里帆(レンアイ漫画家)
永野芽郁(ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜)
吉高由里子(最愛)
西田敏行(俺の家の話)
角田晃広(大豆田とわ子と三人の元夫)
山田裕貴(ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜)
松下洸平(最愛)
江口のりこ(その女、ジルバ)
有村架純(コントが始まる)
井桁弘恵(お耳に合いましたら。)
新人賞
羽村仁成(俺の家の話)
佐藤栞里(TOKYO MER〜走る緊急救命室〜)
生見愛瑠(恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜)
主題歌賞
関ジャニ∞「キミトミタイセカイ」(知ってるワイフ)
OKAMOTO’S「Young Japanese」(直ちゃんは小学三年生)
佐藤千亜紀「カタワレ」(レンアイ漫画家)
milet「Ordinary days」(ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜)
JUJU「こたえあわせ」(恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜)
OP/ED映像賞
直ちゃんは小学三年生 OP
大豆田とわ子と三人の元夫 ED
お耳に合いましたら。 ED
アバランチ OP
宮藤官九郎「俺の家の話」
坂元裕二「大豆田とわ子と三人の元夫」
金子茂樹「コントが始まる」
演出賞
椿本慶次郎、副島正寛「おじさまと猫」
松木彩、平野俊一、大内舞子「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」
塚原あゆ子、山本剛義、村尾嘉昭「最愛」
劇伴賞
河野伸「俺の家の話」
坂東祐大「大豆田とわ子と三人の元夫」
林ゆうき「緊急取調室」
岩本裕司「東京放置食堂」
今年の推しだったで賞
杉野遥亮(直ちゃんは小学三年生、恋です!)
角田晃広(大豆田とわ子と三人の元夫)
鈴木亮平(レンアイ漫画家)
永野芽郁(ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜)
何とか絞ってこの人数になりました(笑)
特別賞
長瀬智也「俺の家の話」またいつか会える日を願って…
超簡単な総括
この記事を書いている間に年を越してしまったので(泣)本当に簡単で行きます。
今年はいろんな秀作に出会えた1年でした。
冬クールはしみじみ良い作品が集まり、春クールは全体的に質が高く、
夏クールはあまりモチベが上がらなかったものの…
特に好きな2つの作品に出会えた事に喜びを感じ、
秋クールはリタイアした作品がないくらいには
それなりに良い作品が多かった…といった所でしょうか。
局別で特筆すべき箇所を絞って言うならば…
日テレはピンからキリまで作品が並んではいますが、
「コントが始まる」「ハコヅメ」次点で「恋です!」「二月の勝者」と
素敵な作品も生まれました。
微妙でザルな仕上がりになりがちな"日テレドラマ"のイメージを変える
きっかけにも繋がったと思います。来年はもっと良い作品が生まれますように。
TBSの金10枠は安定のクオリティですが、
「日曜劇場」枠は「危険なビーナス」以降ずっとハマれておりません….。
「天国と地獄」は世間的には大変好評らしく、その好評たる所以も分かる部分はあるんですが、
シリアス寄りの雰囲気に軽めの劇伴の組み合わせが最後まで馴染めず、
真相までの物語の落とし方や入れ替わった後の描写に腑に落ちない部分もあって
世間と同じようには引きつけられなかった…というのが個人的な感想です。
あとの3作品はまとめて「素材は良いのに味付けで台無し」に尽きますね。
「半沢直樹」風の分かりやすい悪役を作っての勧善懲悪を求めている視聴者がいる限りは、
しばらく大きな変化を加える事がないんだろうな…と思うと、
来期の「DCU」も心配です(苦笑)
フジドラマは、再盛期だった(個人的印象)2018年から考えたら
ちょっと落ち込んじゃってはいるのかな。
特に月9は医療ドラマばかりで、保守的に走っていたのが残念だったので、
新感覚ミステリーをうたう「ミステリと言う勿れ」には期待したい所。
「イチケイのカラス」はチームのプロフェッショナルさが感じられて好きでした。
フジドラマが面白かった場合、「(良い意味で)フジテレビらしくない」仕上がりで
そう評価される事が多いイメージがあるだけに、
「イチケイ〜」は人情劇、キャッチーな台詞やキャラクター、仲間の絆を描くという
“月9あるある三拍子"で、フジテレビらしくて面白いという点では
希有な作品だった気がします。
NHKは「きれいのくに」「今ここにある危機とぼくの好感度について」
「ここは今から倫理です。」と、現代問題を取り入れガンガン切り込んでいく
“攻め"の作品が生まれました。
しかしそれと同時に、"攻め"を求めようとするあまり、
NHK本来の良さが薄まり、民放テレビ寄りになってしまった作品も生まれたと思っています。
金10枠はそろそろ、満足度の高い作品に出会えると良いなぁ…。
そんな感じで、総括はここまで。
そして、名作入りは…1〜3位の「ここは今から倫理です。」「コントが始まる」
「大豆田とわ子と三人の元夫」の3作品を認定させていただきます。
…と言っても、「ここは今から倫理です。」は当時一気見していて感想は書いていないため、
お気持ちのみにはなってしまいますけども(汗)
今年も、69作品もの出会いをありがとうございました。
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以上、「2021年のドラマを総まとめ」でした!
閲覧ありがとうございました〜。
ここで簡単な新年のご挨拶となってしまいますが、
2022年も当ブログをよろしくお願いいたしますm(_ _)m
みなさま、良いお年を!良いお正月を!!