ドラゴン桜(2021) 6話 感想|急にデレる藤井と急に改心するモンペ
続編も金10枠で放送すれば良いものを、なぜ日曜劇場枠に移動させたのか?
理由は1つ。「家族に見てもらいたいから」でしょうね。
この枠は基本的に、老若男女とっつきやすい勧善懲悪モノが多いから視聴率は好調だし、
大ヒット作の「半沢直樹」「下町ロケット」が放送された枠としても注目度が高い。
そして、日曜日の9時という、休日かつ比較的早い時間帯だけあって、
家にいてまだ起きている子供も多い。
一方で、本作は、ベースとしては学園モノだし、人気作&漫画原作の続編だし、
若いキャストがメインで同年代には親しみやすさを感じるだろうし、
「親子揃って受験に挑む」を重視する作品でもある。
双方のニーズに合致している訳で、親の描写が多いのも頷けるんです。
ただ、親の心境を描くにしては、あまりにも非現実な部分が多くて目に余る…
それだけなんです。
せめてモンペばかりなのは仕方ないにしても、
子供に対する歪んだ愛や憎悪を長年抱えていたにもかかわらず、
桜木(阿部寛)の説教だけでたった1話内で改心するチョロいモンペなんて
もう「あり得ない」って気持ちが勝ってしまうんですよ。
今回のDV父の場合…表向きでは優しい人の振りをするのが自然でしょうし、
結婚させるために高校中退させたら、相手は早々見つからない事だって
冷静に考えれば分かるはず。
そもそも、「女は家庭に入るべし」な考えだったら、なぜお金のかかる私立に通わせたのか。
そこが一番謎過ぎます。
藤井(鈴鹿央士)に関しては、
じゃあ前回の健太(堀田佳央太)への悪事は何だったの?感が強くて(笑)
将来は大丈夫なのかと真面目に心配するほどだったんですけど…
今回になったら、しれっと東大専科に混ざって合宿しているし、
しれっとピュアな人になっているし。
なんか…ここ数話見逃していたんじゃないかとすら思えてくる。
最終回で急激に漂白されるパターンと同じくらいの気持ち悪い感覚を覚えていますw
ごめんで済むんだったら、
10年間DVしていた父が、説教や生徒達の想いに涙するほど心動かされるんだったら
警察はいらないんですよ。
下手したら犯罪レベルの問題を蔑ろにするくらいだったら、
勉強面以外でのトラブルは作らない方が良い。
関係ない所で話を広げたり、盛り上げたりしているような…(滝汗)