ルパンの娘(2020) 6話 感想|深キョンvsハシカンの戦いの火蓋が切られる…
今回の内容を超ざっくりとまとめるならば、
捕まり癖!捕まり癖…からの真の捕まり癖の人物現る!の巻でした。
本当はこれを感想記事のサブタイトルに持って来ようかと思っていたけれど、
あまりにも意味不明過ぎるので却下しました(笑)
いやぁ〜…でも、こんな風に例えちゃうくらい
本当に「そう来たか!」の連続で全く飽きない1時間ですよ。
正直、コメディで大いに楽しめる作りは前回がピークで、
これから徐々にシリアスになっていくのだろうと思っていましたからね。
“本作らしさ"を保ちつつ、連続ドラマならではの醍醐味を残した点では
今回もまた最高の出来だったんじゃないでしょうか。
前半は主に華(深田恭子)の心の中でのツッコミで笑わせ、
後半はLの一族VS美雲(橋本環奈)でいよいよ戦いの火蓋が切られる展開が繰り広げられていく。
前半と後半で作風が違うと、世界観が乖離してしまいそうなものですが、
場面場面でリンクさせている所がよく出来ているな〜…と思わされます。
劇中の言葉を借りるならば、
「物流の仕事」が今回の話の軸を作るキーワードにもなっていたんですよね。きっと。
ストレートに言えば、家族の仕事内容がある意味(笑)そうなんですが、
「骨董品」「美術品」「しのび足」…おいおい、そんな言葉の羅列で世間にバレやしないか?
というドキドキ感と。
ニセ職場見学をきっかけに"純粋な心が泥棒の手元に行き渡ってしまいそうな"杏と
それを何とか止めたい華の関係性。
証拠資料を盗みに入る尊(渡部篤郎)の動き。
逆に、Lの一族の真相を掴むため本格始動する美雲の動き。
そして…最後には捕まり見事に利用されてしまう猿彦(我修院達也)。
物流=相手に何が届くのか? 広く解釈すると、誰にどんな結果をもたらすのか?を
前シーズンからの伏線回収も含めてコメディとシリアスの両方で描いた事が、
物語の構造が全く破綻していないと感じさせたもう1つの理由なのかもしれません。
新キャラである杏(小畑乃々)と美雲の絡め方も上手いし。
“Lの一族と和馬(瀬戸康史)を脅かす存在"として2人の存在意義がしっかり描かれた事で
今後何が起こるんだろうという面白味も生まれました。
これは…楽しみですねぇ。
そうそう。実を言うと、杏ちゃん役の子の演技(表情と発声?)が
若干オーバー気味なのがいつも気になっていたんですけど、
この子をキャスティングしたのは
ミュージカルパートに参加させるためでもあったのか〜…と腑に落ちました。
声が通るわぁ。ア○ーの出演経験はないのかな?と思って軽く調べましたが、
その手のものには全然携われていないみたいで。
円城寺(大貫勇輔)がまた、役者の新たな可能性を見出してくれる存在に。
もし私が子供だったら…彼の職場見学をしてみたいですw