SUITS/スーツ2 4話 感想|上杉を上手く扱えていない感じ…
予定通り月9歴代最長話数になるのかどうか分かりませんが、
早い段階で「復讐編」なんて銘打たない方が良かったんじゃないですかねぇ。
今回だけを見るとまるで冨樫(高嶋政宏)にそれが当てはまって、
当時の判決の恨みで甲斐(織田裕二)を陥れようとしているみたいですもん。
上杉(吉田鋼太郎)がファームに危機をもたらす存在として活躍するのは
終盤だけだとすると…最初から分かりやすく正体を見せない方が
物語全体に程良く緊張感が出て、「シーズン1とは違う」という雰囲気を
漂わせる事が出来たんじゃないかと思います。
内容の方は、前回より案件自体も構成も複雑さは少し緩和されてきた印象ですが、
特に何の共通点も繋がりもないエピソードを複数取り入れて
1時間を充実させているように見せる作りは、
やはりシーズン1の頃の作りに逆行しているとしか感じられず。
うーん、真琴(新木優子)が大輔(中島裕翔)に未練を感じている描写と
2人が当時付き合っていた頃の関係性を仄めかすやり取りってまだ要るのかな?
原作は海外ドラマなので、そういった恋愛絡みをいきなり盛り込むのも
海外では日常茶飯事なのかもしれませんけど、本作はあくまでも日本が舞台なのであって。
しかも日本のドラマの方がその盛り込み方や演出が不自然な作品が多いために、
本作も物語上で浮いている要素になってしまっている感が否めません。
ファン以外の視聴者が特に興味をもっていない事を積極的に描く前に、
大輔の"記憶力に長けている"という設定をもっと映像表現で魅せて欲しいです。
せっかく演技力がある方なのに、放送再開してから
どうも主演の癖の強い演技と蟹江のインパクトのお陰で
目立たないキャラクターになっている気も…。
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