行列の女神〜らーめん才遊記〜 6話 感想|ラーメンの隠し味はこだわりと柔軟性。
今回は、ラーメンを一口食べた時の目に焦点を当てたカットが
時折挟み込まれているな〜と思ったら…
なるほど、芹沢(鈴木京香)の言う「落とし穴」のアドバイスで納得。
お客様の"目線"になったコンサルとは何か?がテーマだったのですね。
倫子(松井玲奈)の関西弁むき出しになった時の謙虚さのないような、
威張ってそうな態度は前から気になっていたので、
ガツンと核心を突かれた姿にはスカッとしました。
最初の頃がどうだったかは分かりませんが、きっと、経験を重ねていくうちに
いつしか目先の評価や実績ばかりを求めるようになってしまったのでしょう…
まぁ、本来なら福花(夙川アトム)がビシッと言うべきではありますが(笑)
これを機に初心に帰って、またゆとり(黒島結菜)とライバルでい続けて欲しいもんです。
芹沢の発言でコンサルタントとはどうあるべきかをしっかり提示しつつも、
同時にさり気ない白坂(小関裕太)への鼓舞にも繋がっていた描かれ方も秀逸でした。
ストレートに人情話に持ってきて感動させるって訳ではなくて、
場面を咀嚼していくと心のどこかがジワッと
温かい気持ちになれる所が良いんですよねぇ、このドラマ。
ラーメンに愛を。同じ業界で働く人々にリスペクトを。そしてクライアントには誠実さを。
こんな主人公達の指導を受けている社員が羨ましいなぁと思えちゃいます。
他にも印象に残った台詞は…
「自分の作りたいものとお客様の求めるものは必ずしも一致しないし、
自分の作った味がお客様に受け入れてもらえるとも限らない」
これ、ラーメン業界だけじゃなくて、どの業界においても同じですね。
まだまだ若手な白坂の目線でも見ちゃってました。