トリリオンゲーム 8・9話 感想|あとは未来とどう繋がるのか?かな。
※9/15に投稿しました。
最終回の放送まで時間がないため、合体&簡単感想で失礼しますm(_ _)m
8話「国民的人気アニメの争奪戦!?ワガママ男vsワガママ女性監督」
うーん…冒頭の記者会見での宣戦布告のくだりで
ドラゴンバンクがようやく本気で潰しにかかっているのが伝わってきて、
対決も盛り上がるはずなんですが…
いまいち生ぬるいと思えてしまうのは、多分、
漂わせているシーンが用意されてるからなのかもしれません。
口に焼き鳥のたれがついて2人で笑い合うシーンなんて、
もはやデートのように見えましたからね。
敵対関係なら敵対関係で突き詰めて描いて欲しいのに、
お互い好意を寄せている描写を中途半端に取り入れるから、
今回のスタジオポポラの独占配信権をめぐる争奪戦も
取るか取られるかのスリルを味わえないんです。
そして…スタジオポポラって、明らかにジブリのパロディですよね。
宮崎駿監督や鈴木敏夫さんをモデルにして、あたかも有名な人物に仕立てた割には、
本作の監督やプロデューサーもチョロかったですね。
ハルのハッタリは、相手が手強ければ手強いほど面白味が出るものだと思っているので…
最初のわがままっぷりで
流石のハルも焦りを感じ始めるのではないかと期待していたんですが、
明らかに合成&胡散臭いのが分かるテレビ電話にも何も疑いを持たなければ、
キリカが調べるまで彼らが偽物だとも気づかなくて、
とても敏腕には見えなかったのが残念でした。
まぁ…テレビ電話に関しては、すでに私たち視聴者がハルの性格を知っていて、
ハッタリをする前提で見ているのもあるのかもしれませんが。
それにしても…です。
残り2話ということで、良い加減緊迫感ある展開が来ないかどうかと思っていた所で、
ハルが婿になるという話が。
冒頭の未来パートを見る限り、半年の内にいなくなっていることが分かるので、
彼がどう動いていくのか気になります。
9話「最後の賭けに訪れる史上最悪の危機」
今更ながら…ライバル会社のボス役に國村隼さんをキャスティングしたの、
本当正解ですよねぇ。
黒龍が社長の権力を使って本領発揮したラストなんか、
元々の強面な顔立ちがさらに恐ろしく感じられましたもん。
キター!って心の中で言っておりました(笑)
本作はスピーディさと規格外な世界観が特徴的な作品ではありますが…
ビジネスドラマは成功までの過程に窮地に立たされる場面があって、社内での衝突があって、
そこを乗り越える逆転劇が描かれて初めて面白味が出るものだと考えているため。
個人的には、長瀬(竹財輝之助)の動きも含めて、
今回のようなシーンをもっと早く見たかったな…
もっとハラハラさせられたかったかな…という勿体なさは感じますが、
ここまで来てしまった以上は、何を言っても仕方ないので。
残すは最終回のみとなった今、あとは、毎回冒頭に提示されている未来パートと
どう繋がってくるのか?が最も気になりますね。
原作はまだ続いているので、中途半端で終わってしまう可能性もなくはないです。
そして、正直言うと…未来パートは最終回まで徹底して描かない方が、衝撃度が増して
より強く余韻が残ったんじゃないか?とも思います。
でも、本作らしく、華麗な着地点となる事を期待します!