二月の勝者−絶対合格の教室− 9話 感想|今までの積み重ねが効いたセミファイナル
視聴してからかなり日にちが経っているので、すみませんが簡単感想で^^;
本作のゴールでもある「受験合格」に突入する前の総まとめ…といった感じですね。
セミファイナルで最終回に繋がる派手なエピソードを描くのではなく、
焦燥感だとか、自身を奮い立たせる気持ちだとか、
そういった受験間近だからこそのリアルを
子供たちの心情に寄り添って描く構成になっていたのは良かったです。
と同時に、意志の強さに感情移入させられてきた子供たちの
“今後"を覗き見する作りにもなっており、
これまで積み上げてきた個々のエピソードが効いていたようにも思えました。
しかし、前回では物足りなかった黒木(柳楽優弥)の描写も、
今回は影で物語を牽引していくキーパーソンとして描かれて
少し軌道修正したのが見えてきたとなると…
最終章に向けてエンジンがかかる大事な回=8話で、
なぜ"塾が舞台のドラマ"である必要のないDV・離婚問題といった
現代的要素を盛り込んできたのかはよく分かりませんね(苦笑)
個人的にはそこの違和感がまだ残っているので、
最終回で有終の美を飾れるのかどうかが少し心配…というのも本音です。
他のドラマの感想でも書きましたが、
途中がどんなに良かろうと、最終回でコケると
作品全体の印象も変わってくると思っています。
「中学受験」というニッチな題材を
老若男女見られやすいであろうこの枠に取り入れた本作のチャレンジングな所が好きで、
応援し続けてきたのには変わりないので、
「終わり良ければ全て良し」な最終回になる事を期待します!