リコカツ 9話 感想|失って初めて気づく大切さ

 

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「失って初めて気づく」ってやつですね。

それにしても、武史(平田満)も正(酒向芳)もえらい漂白されまくっていたなぁ…

全てが良い方向に向かおうとしている展開は、まるで最終回を見ているみたいでした。

 

武史が急に美土里(三石琴乃)に泣き縋ってきたのは、

彼女が病気を患っている事、"綻びを失ってはならない"というプレッシャーに

追い詰められていた心境を初めて知ったから…というのは分かるんですが、

緒原家の方は、薫(宮崎美子)の勤めている旅館に就職、

ドラマあるあるの立ち聞きで改心させるといった描写に

ちょっと都合の良さを感じた気がしないでもありません。

いくら正が家族に対して後悔を抱えていたとしても、解雇されそうになった所で

その想いを伝えるのは言い訳でしかないですし、

向こうに迷惑をかけている事には変わりないんですよねぇ。

私が薫だったら、多分「情けない…」って気持ちの方が勝っちゃうかな。

やり直すんだったら旅館じゃなくても良いし。

A○SOKとか、イベントスタッフの警備員に募集してみるとか…

そっちの方が自衛官での仕事を活かせると思いますよ。

 

でも、前半で存分に描かれた2組の元夫婦の様子が、

同じく離婚した咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)の2人に

「離婚してから気づく"パートナー"の存在感の大きさ」

「夫婦関係の維持は互いへの理解がないと難しいという事」に向き合わせるための

フィードバックとして意味のあるものに感じさせる展開になっているのは、やっぱり上手い。

「紙切れ一枚で、赤の他人が家族になる夫婦と呼ばれる。

夫婦のあるべき姿というのは、お互いに異なる理想のカタチが違う事に結婚してから気づき、

離婚すると決めて…お互い自由になって」

「逆に上手くいったよね。短い間だったけど」

「…離婚して、良かったのかな?私たち」

2組の夫婦の様子を目の当たりにして感じた事を2人で共有し合って、気持ちが揺らぎ始めて、

貴也(高橋光臣)や水無月白洲迅)の後押しのお陰で

プロポーズした場所へ行く決意を固める。

もう一度やり直してみたいと思う変化に無理がなかったです。

ちなみに、水無月に関しては、やっぱり…とは予想していたけれども、

よくよく考えてみれば、2人を応援する視聴者と同じ立場にいたとも言えますね(笑)

最後の言葉は「がんばれ おばらさき」なのかな?

 

告白シーン…「自分はどうしようもなく、君の事が好きだ」で

Cメロ(『♪あなたの腕 その胸の中 強く惹き合う引力で〜』)に入るのも、

ソラマチのイルミネーションも良い仕事してましたねぇ。

キスシーンがなくても演出次第で胸をときめかせられるんだと、改めて感じさせられました。

階段を駆け下りて告白するポジションと、それをエスカレーターで聞くポジションが

逆になっている所なんてロマンチック過ぎるでしょ。

 

次回が最終回ですが、予告の「ありがとう、紘一さん」のシーンを見る限りだと、

夫婦として寄りを戻すのではなく、好きだけど1人でいる事を選んだ…というオチに

まとまるのかなぁと思ったりもしております。

紘一の表情が、不思議と憑き物が取れたみたいな柔らかい感じになっているのも気になりました。