桜の塔 5話 感想|急にピュアになった主人公
5年前の傷害事件で犯人が捕まらなかったのは、その犯人が優愛(仲里依紗)で
千堂(椎名桔平)が隠蔽していたから→ですよね〜
千堂は漣(玉木宏)と長年の付き合いがあるだけに
彼と同じような手段で罠に落とそうとした→ですよね〜
佐久間(少路勇介)とはグルだった→ですよね〜
志歩(高岡早紀)もグルだった→ですよね〜
…そんな妥当な展開が続いたから、最後にはやっぱり、
ここでキメるのが主人公「ですよね〜」なオチがやってくるだろうと予想していたけど…
まさか丸腰で行ってやられっぱなしで終わるとは思わなんだ(笑)
え…あの一部始終を近くで録音してないの!?
実は生配信でしたー!でもなかったの??
ある意味そこに驚きましたよ。
「第一部完結!」って言うから、何かしらのケリはつけてくれそうな気がしたんですが、
モヤモヤを残したままのパターンもあるんですね。
期待していたのと違ったかなぁ…。
でも、今回で一番気になったのは、漣ってこんなにピュアで真っ直ぐな人だったっけ?という所。
詰めの甘さはあれど、初回の頃はもうちょっとずる賢くて
頭の冴える性格に見えたんですけど…気のせいでしょうか。
プロファイリングの資格を持っているなら、あっさりとお願いに乗ってくれた佐久間の動向や
作戦をやめるよう促した志歩の心情を探ってみると思うんですよ。
なのに簡単に受け入れてしまうなんて。
素人の私ですら、そんな上手く行くはずがないと疑っていたのに(笑)
彼があまりにも落ちぶれた姿を見せるもんだから、千堂の方が主人公に映りましたw
それにしても、悪い椎名桔平さんもかっこいいですね。
「おっけー」の軽い返事がもう"余裕"を物語っていて…
ああ、この人を敵に回したらタダじゃ済まないだろうなと。
個人的には「コード・ブルー」の部下をサポートする"良い人"のイメージが強いですが、
権威を振りかざす役も中々しっくり来てます。
さて、警官だらけの結婚式を終えて、第二部突入との事ですが…
うーん、どうも刺されて亡くなるバッドエンドで終わりそうな気しかしませんな。
今回でほんのり描かれた爽(広末涼子)の恋愛感情が絡んできてもおかしくないですし…
彼は陰謀論がうごめく警察界のトップになるより、
専業主夫として転生した方が幸せな人生を送れるのかも(笑)