あのときキスしておけば 1話 感想|おじさん(井浦新)の魂はどこへ?
女性が入れ替わって男性になると、キャラクターが女々しく特徴付けられるのは
ある種の"願望"を反映させているのかなぁ…っていうのは置いといて。
冒頭で男性同士が接近する様子は、スタッフ的に視聴前から薄々感じていた
「おっさんずラブ」を彷彿とさせましたが、
好きだった人がおじさんの姿になる設定なので、やはり「パパがも一度恋をした」路線に
近くなるのかな…?などと、いろいろ過去作品を思い浮かべながら見終えた初回でした。
入れ替わりの話である事を知っていたので、前置きが長い気がしないでもなかったですが、
笑える部分は随所にあるし、テンポも程良く展開されていて、
普通のラブコメとしても楽しめる内容だったと思います。
というか…脚本家・大石静先生の「こんな話が書きたかった!」っていう欲に
松坂桃李さんと麻生久美子さんがマッチングしている感じですね。
支配的で、下手したらパワハラセクハラと捉えられるほどの嫌悪感を抱かれそうな巴の性格も、
麻生さんが演じれば不思議と魅力的に映っちゃう。
元々顔立ちがさっぱりされた方だから似合うんでしょうか。
そして、期せずして(ベクトルは違くても)ポンコツ役を同じクールで、
しかも2日間連続で演じる事となった桃李さん(笑)
でも、それ以上に面白かったのは、あの"マンガ愛"を伝える演技…
プライベートでもオタク気質なのか…?と思わずにはいられないくらい自然でしたw
大石脚本なだけに、ただの入れ替わりという訳には行かず、
遺体となった巴の魂がおじさん(井浦新)に移ったなら彼の魂はどこに?
火葬される前に遺体を探さないと、一生おじさんの姿で終わってしまうのでは??
といった謎が残ります。
また、本当に帰らぬ人(遺体)のパターンとなると、
桃地(松坂桃李)が心細い彼女を救ってあげるハートフルな話にもなりそう。
最後の展開で真相が気になったので、このまま見続けるつもりです。
しかし、感想の方は…書いてみたい気持ちにはさせられましたが、
現時点で今期のドラマの感想を書く本数が多く、まだ見ていない作品はあるものの
これ以上増やしたらキャパオーバーで追いつけなくなりそうな気がしたため、
初回のみとしようと思います。