#リモラブ〜普通の恋は邪道〜 7話 感想|濃厚接触じゃなくても最高の恋は作れる。

 

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コロナ禍がなければ日常生活で言われなかったであろう「濃厚接触」というワードが

頻繁に飛び交う所にクスッとさせられますし、

恋愛ドラマで使われるとどれだけ如何わしい言葉に聞こえるか…(笑)

でも、本作の魅力的な部分はそれ以外にいっぱいあります。

 

前回の感想で「キスシーンもハグもない告白シーンに新鮮味がある」と書きました。

この手の作風だったら、登場人物は濃厚接触をゴールだとする

思考の持ち主のように描かれてしまいがちですが、

今回もまた、キスしたりベッドで接近したりする事が全てではないという

“一つの恋愛の形"を提示した結末に

ハッと気づかされるような感覚を覚えた気がします。

こんな幸せがあっても良いよね…♪と。

 

自然と、ゆっくりと心が近づいていく2人。

ただただ手を繋いで寝るのが幸せだという気持ちが、

2人から醸し出される温かさがこちらにも伝わって来ました。

確かに、恋愛を今までしてこなかった人にとっては、腕を組むよりも

手を繋ぐ事の方がハードルは高そうだもんなぁ…

相手の肌の温もりを直に感じる訳ですし。

家でのシーンは終始初々しくて可愛らしかったですよ。

目で感情を訴える波瑠さんの演技は、乙女っぽさが出ていてキュートでしたし、

一人暮らし用のソファーの狭さがまた良い仕事してまして…

あのくっつきそうでくっつかない絶妙な近さにはドキドキしましたよ。

 

手を繋ぐ事が最高の幸せだと考える人もいれば、

誕生日に花束を届けに来てくれる人がいるという喜びを噛み締める事、

イルミネーションで飾られた遊園地でのデートを満喫する事が

最高の幸せだと考える人もいる。いろんな形がある。

大切な人が元気でいてくれて、会いたいと思う時に会える…

そんな願いが叶う事が"奇跡"なこのご時世だから。

どの恋愛関係も否定しない、優しい目で見守り続けるような描き方も好きです。

 

幸せやその人の温もりは、リモートではなくリアルで味わう。

今を大切にしながら過ごす事がどれだけ価値あるものか。

恋ってこんなに純粋で、可愛らしくて、尊いものだったのかを教えてくれる作品です。

 

 

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