35歳の少女 7話 感想|ハッピーエンドにはならなそうな気がする…
目まぐるしい展開が続くなぁ。
「一番不安で、一番幸せ」「あたしにはこの人がいる」
5話になってから結人(坂口健太郎)との
幸せそうな望美(柴咲コウ)のエピソードが描かれてきただけに、
一人で生きて行くと決意するラストには急展開過ぎて驚いてしまいましたよ。
この速さはなんというか…"理想の人生"を追い求めるあまり
最後は死ぬんじゃないかなって。
そりゃあ人間皆、行き着く先は死なんですけども。
でも、望美の場合は急成長した結果、死が早まりそうで…
バッドエンドな最終回になるのかもしれないと強く感じさせられた内容でした。
彼女にとって唯一の"憩いの時間"となっていたのは
やはり当時残したカセットテープを聴く時間で、
今回、それがとうとう奪われてしまった。
思い出の記録を失った事で、ずっと聞けないでいた仲直りの秘訣を
多恵(鈴木保奈美)にはっきり聞いてみるのだけれども、
「そんなの覚えてない」と切り捨てられ、
そこで、過去を大切にしながら生きているのは自分だけなのだという"孤独"に気づかされる。
この2つが、最後の決意に至ったきっかけ…なんでしょうね。
夢オチで終わらせるのは投げやりのように感じて、基本的に好きではないんですけどね。
本作の場合は最悪それでも良いから、
ちょっとでも幸せな状態で終わって欲しいと願ってしまいます。
目を開けると天井と家族の顔が映って…なんていう
「もしかしたら」と視聴者の想像に委ねる
最終回で締めるのもアリなのかも。←勝手に妄想してみる