DIVER-特殊潜入班- 4話 感想|前後編でも中弛みなし。面白い!
前後編ともなると、どうしても前編に「起」「承」中心の話が来がちで
「まぁまぁ、今回で終わらないからね」「最終回に向けての、だからね…」と
ある程度の諦めが付くものですが、
本作に関しては視聴者を飽きさせないための「転」要素が随所に施されているから面白い。
事務職員が横になる事で佐根村(野村周平)が圧迫されそうになるソファの演出…
空気清浄機は正直だったというコミカルなオチ…
最終章=最大の危機が迫ってくる がテッパンの流れが故に
皆本(片瀬那奈)が怪しい人物に襲われるのにも純粋に騙されつつ…
一か八かの作戦が最早犯罪者集団にしか見えない所に笑わされます。
(英語で脅迫している音声を流しているのをそのまま見せるというのも斬新。)
ドキドキとクスクスの展開が交互に続いた構成になっていたお陰で、
一切中弛みを感じさせなかった前編は珍しいかも。
そして、福士蒼汰さんはやっぱり本作のような役が良いなぁ…と。
英語の出来る方だったんですね。
不思議と日本語より英語の方が、発声に抑揚と勢いがある気がしたような?
というのは置いときまして…
「お前の命はないと思え」と言った時にニヤッと笑いながら
去っていく表情が何とも活き活きされていて、
本当に主人公を演じるが楽しいんだろうなぁと思わされました。
逮捕された時のイかれた目つきも、恋愛ドラマじゃ出来ないから(笑)
貴重な出会いですよね。
前回からの流れで個々の活躍が目立ってきて、
チームワークも着実に良くなっていると感じさせられた所で次回は最終回。
話自体は5話でコンパクトにまとめられているとは思いますが、
もっと"D班"を見ていたかったな〜という寂しさも芽生え始めて来ました。
まだ黒沢(福士蒼汰)や、新たに出てきた阿久津(りょう)の過去の真相も残っています。
どうケリを付けるのか…駆け足にならないか若干不安はありつつも、楽しみです。