DIVER-特殊潜入班- 1話 感想|福士蒼汰くんは恋愛じゃない方が活きるかも?
ファンの方には申し訳ないんですけど、
個人的に福士蒼汰さんの演技を「良い」って思った事がなくて。
でも、数々の恋愛モノを見てそう感じただけで、
恋愛要素が皆無の刑事モノとなるとどうなるのだろう…
そんな不安と期待が入り混じった状態での視聴となりましたが…
結果的にダークヒーローの方が向いているのではないか?という気がしました。
あの切れ長な目が活きてますよね。
いつもクールでスカしている佇まいでいる分、
目を見開いた時は相手を黙らせるような恐ろしさがあります。
「あんたみたいな悪こそ、俺の唯一の存在理由なんだ」
ここ、ゾクッと来るほど良い画だったなぁ…。
爽やかだけじゃない福士蒼汰を見せようっていう、カメラマンさんの力の入りようが
ひしひしと伝わって来るほどでした。
演技自体はちょっと青臭さは残っている感じがしますけど、
この主人公は全然アリ!いや、むしろ魅力的!ですね。
全5話という短さの割には、警察の中でのD班の立ち位置、警察との関係性といった
状況説明が有耶無耶で、最後に阿久津(りょう)がD班を立ち上げた理由を
伊達(安藤政信)に告げるまでは
「なぜ作られたのか?」が明確に見えてこない構成になっていたのは気になりましたが、
全体的に海外ドラマっぽい世界観(暗っぽい映像?D班という極秘設定がそうさせるのか?)
には惹かれるものがあるので、次回以降も見て行くつもりではいます。
チームメイトが軽めのキャラばかりである代わりに、
ゲストに重みを効かせてバランスをとる感じでしょうか。
珍しく悪党…でも、残酷さと卑劣さの中にほんの人情が見え隠れして、
海藤の"本性"はどちらなのか?などと探りたくなるような
杉本哲太さんが良かったです。