恐怖新聞 3話 感想|良い事言うたび信頼度を失う彼氏くん。
「詩弦があたしの人生めちゃくちゃにしたんだ!!」
えっちょっと待って…大袈裟過ぎません?(笑)
それは職も家庭もお金も何もかも失った人が言う言葉だぞ、桃香(片山友希)よ…
なんてツッコんでしまいました。
彼氏を失ったくらいでしょ。大学生活は別に留年危機でもないんだし、再起なんて全然可能でしょ。
大体、協力するよ!って参加してきたのは自分の方なんだから、
他人のせいにするのも変な話ですよねぇ。
さて、今回も、そんなほんの好奇心と良心的な気持ちで手伝い
また返り血を浴びる人が増えるのか…と思われた母・歌子(黒木瞳)。
しかし、無事に運命は変えられた…んですよね?
まだハッピーエンドではないだろうと疑っている自分がいます。
中盤までは前回と同じで「事件は別の場所で起こっていた!」という早とちりする
流れになっていたので、このパターンが続いて行くのかなぁとも思いましたし、
分かっているのに守ってあげられなかったと嘆く日々が重なって、やがて鬱になり自殺…?
なんて展開も考えていましたが、
全7話構成だからなのか、早めの段階で結末を捻ってきた所は良かったです。
というか、声をかけられてるのに、俯いて親の後ろに隠れたままの子供は
絶対何かしら"理由"があるからなぁ…もっと早く気付いて!とも言いたくなりましたけど、
助かりはしましたのでね。終わり良ければすべて良しってやつです。
今回は演出方面でも"捻り"があって、何かが近づいてくるカメラワークだったり、
劇伴と場面のミスマッチ具合だったり、不安をハッキリと煽るような見せ方ではなく、
ともを(坂口涼太郎)の正体が判明するラストシーンで
「そんな人と一緒に喋っていたのか…」という、視聴後に静かな恐怖を襲わせて
余韻を持たせる事を狙った見せ方にシフトチェンジしていた印象。
(幽霊なのは当たっていたけど、まさか新聞配達人とは思わず。)
あ!でも、幼少期のカウンセラーと男の子を虐待していた母親の見た目は怖かったなぁ。
の妖怪達よりも妖怪らしかった(笑)
下手したらなまはげになっちゃいそう。
で、回を増すたびカッコイイ発言に説得力がなくなる勇介(佐藤大樹)…
「抱えきれない苦しみがあるなら、俺も一緒に背負うからな」
あんた、違う女性と寝てたやないか!白目むいてたやないか!!
最後のコーナーを作るあたり、スタッフも彼をどんどんダメ男にして
視聴者にツッコませる気満々なんですよねw
いつの間にか恋人になったかと思ったら、今度はいつの間にか浮気に手を出す。
詩弦(白石聖)のどこに惚れたのかも分からないから、
恐怖新聞で怖い思いをしている所にたまたま出てきて支えてくれていた、
要は吊り橋効果で付き合ったようにしか見えず。
詩弦の母親も母親で、前回まで精神的に病んでいるほどだったのに
急に改心しているし…この作品にまともな登場人物はいないのかも(爆)