ハケンの品格(2020) 2話 感想|周りを見れてない社長にモヤっとボール!
う〜ん、なんか、なんかなぁ…ですね。
昨日のドラマの「オリジナルを超えられるリメイクなどない」じゃないけど、
高視聴率で視聴者のハードルが上がっている作品の続編は成功しづらいっていうのを
モロに表しちゃっている感じ^^;
今回は「頼まれなくても仕事が入る充実した正社員たち」vs
「頼まれた仕事以外はやってはいけない派遣」の構図。
派遣は責任がとれない立場だから、企画書を作ってはダメだと言う。
せっかく作っても努力は報われず、自らの手でシュレッダーにかける羽目もなってしまう。
しかし、千葉(山本舞香)の考えた企画がクライアント先に気に入られるも、
企画書は廃棄してしまったので今から作り直して会場に提出しなければならない…
そこで春子(篠原涼子)がピンチヒッターとして活躍!という展開でした。
権利のない自分でも、正社員と同じように企画書が作れた。
本来なら出来ないであろうプレゼンも任された。
この下克上の流れで春子がとったのは…語尾を言い切らない手法。
……え?そこだけ"派遣たる者"をなんで頑なに守ろうとするの?
なんで肝心な所を笑いに変えちゃうの??
ここが個人的には引っかかりました。
(漫才みたいなやり取りもくだら…あんまり面白くないし…)
大体、今回に関しては春子が前に出るのも違う気がしますし、
どんなに時間かけても(あるいは電話越しでも?)千葉に説明させた方が
王道の逆転劇になって、現実で働く派遣の人々が明日も頑張れるような
話になると思うのですが…。
どうしても主人公の見せ場を作りたかったためかもしれませんが、
“突飛さ"をまたどこか履き違えてる感じがしてなりませんでした。
「派遣はいらない」「社員は家族だ」と言っている社長(伊東四朗)も
色々と矛盾してるんですよねぇ。
今あなたが引き連れてる社員、食堂で気を遣わせている社員、
派遣に注意する度仕事しないで、密状態で突っ立ってる野次馬ばっかり
なんですけど、それ、分かってます?
「アットホーム」を売りにするトップは、やっぱり信用ならないですな(笑)
派遣の採用は社長の知らないうちに、勝手に進められているんでしょうか。
前作はくるくるパーマとのやり取りがあったから笑える部分もありましたが、
その人がほぼ登場しないとなると、
全体的にギスギスした雰囲気が強まっているのも否めませんね。
ポジション的に一番近いのは宇野(塚地武雅)なんでしょうけど、
特に"崩し"の要素がないからなぁ…。
春→夏ドラマもぼちぼち始まるので、次回を見てから視聴継続するかどうか決めます。