行列の女神〜らーめん才遊記〜 7話 感想|ワクワクを追い求め続ける人々
いつも絶大な信頼感を放つエリートのような存在の芹沢(鈴木京香)と河上(杉本哲太)から、
初めて人間味が垣間見えた回でした。
ラーメンを慣れた手つきで振舞っていた河上が、実はかつて自分で店を開き、
それが失敗して清流企画で今の仕事をしている事を知り。
そして、芹沢の代表作として出されている濃口醤油らあめんのルーツをも知る。
ゆとり(黒島結菜)達にはっきりと物を言わず、あえて考えさせる機会を与える理由も、
自分達が同じように何かに挑戦して、壁にぶつかって…という経験を繰り返しているからであり、
その痛みを分かっているからこそ、誰かの目線に立ってコンサルの仕事が出来るのだ…と
気づかされました。
プロになった今でも、芹沢と河上の根底にあるのは
「凡人の闘い方は、歩みを止めない事」。
しかし、努力だけじゃなく、ここまで続けてこられたのは
誰にも負けないと言わんばかりのラーメン愛も大きいのだと思います。
2人がどれだけラーメンに命を懸けてきたかは
今までの真摯な対応や知識の豊富さを見ても伝わるから、
その分、かつて同じフィールドで戦った中原(石黒賢)に「私のライバルなんかじゃない」と
言い放つシーンにはかなりシビれました…。
次回はもう最終回。
割とてんこ盛りのようですが、上手くまとまるかな?