海に眠るダイヤモンド 8話 感想|俺もダイヤモンドが欲しい!
う〜〜〜ん……玲央(神木隆之介)がいづみ(宮本信子)や和馬(尾美としのり)に
感化されて大胆な行動をとった件。
分かるけど分からないみたいな、曖昧な感じです。
1話の感想ではこう書いていて。↓
「(端島の人々の労働環境は劣悪)なのに、どの人も表情は活気に満ちて、
日本が発達していくのに手応えを感じているのか、やりがいを見出しているよう。
“生"が伝わってくるんですね。
一方で現代の東京は、職業も多種多様になってきて、豊かな時代であるはずなのに
どこか空虚で閉塞的で、ホストクラブで働く玲央(神木隆之介)からも
覇気を感じられません。」
最終的には「俺も変わりたい!」という方向性に行くだろうな…とは思っていたので、
彼の変化自体は困惑するものでもないですし、
ホスト相手に自分のありのままの想いを伝える台詞だけ聞いていれば、
彼がいづみと端島の人々に影響を受けたのだとも分かるんですが…
何でしょうね…なんか、その決断に辿り着くまでが強引な気がしちゃって、
気持ちがまだ追いついていないんですよね。
和馬が診断書を盛大に破ってばら撒いた件については、母のいづみが鉄平鉄平で
玲央に構ってばっかりで、父親に対してはどう思っているのか悶々としていた中で
本人があの人は優しかったと言及してくれた事が嬉しかったからなのだとは
後から理解出来たんですが…。
そのシーンからの、ホストクラブへと走り出してしまうという
ドラマチックな画(え)続きに引っ張られてしまったのもあるのかもしれません。
いや、それも原因ではあるけれども…あの感動的なラストにするのであれば、
そもそも、玲央がホストクラブに借金を返済しなきゃだの、
いづみの会社の今後だの、2人にまつわるトラブルの描写は不必要だった気がするんですよね。
現代パートは考察要素で中盤まで引き延ばしを図っていたのはもちろん、
トラブルを中心に物語を展開していた分、
玲央といづみの心情描写が不足していたと言った方が伝わるのかな。
やっぱり、何も2つの時代で別々に話を用意しなくても…もっとシンプルで良かったんですよ。
現代パートには"過去"を振り返るためのパートに徹してもらって、
思い耽っていたいづみが、先の見えない日々を過ごしていた玲央に過去について語り、
玲央が徐々に自分の生き方に疑問を感じるようになり、
やがて自分の思いのままに行動してみようと決意する…という
成長物語が軸の話になっていたら、
今回のラストにもカタルシスが感じられて、感情移入しやすかったんじゃないかと思っています。
前回の悲劇もあり、端島はもう無人島だと現在で分かっている以上は、
初回の冒頭でチラッと映った、リナが赤ちゃんを抱いて舟で逃げるシーンについて
ようやく触れられるのでは?と思っていたのですが、
まさかこのタイミングで「復活の兆し」を描くとは。
最終回は2時間スペシャルだと判明して、だからか…とは納得しました。
選挙で1週間お休みでしたし、再来週はSPドラマが放送されるので、2話分くっつけたんですね。
でも…2時間で描き切れるのかという不安も。
鉄平が今はどうしているのか?生きているのか?もそうですが、
一部が破られ、黒く塗り潰された日記の真相とか、
賢将(清水尋也)と百合子(土屋太鳳)の今とか、誠(小林昌樹)の今とか、
いづみの会社「IKEGAYA」の由来とか、気になる事が山ほどあります。
どこまで描かれるんでしょう?
登場人物も、人物を絡めたサブエピソードも多い本作ですから…
いくらあのスタッフと言えども、
収拾がつかない結末になる可能性も秘めていてちょっと心配です。
感想は…当日に上げられるように頑張ります。
もし寝落ちしてしまったら、なるべく早めに上げます。←保険をかける人^^;
↓前回の感想はこちら↓
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