下剋上球児 4話 感想|とりあえず…ケリをつけてくれそうで安心。
う〜ん…出場停止処分を受けず、何事もなかったかのように熱い試合を繰り広げている辺り、
南雲(鈴木亮平)の無免許問題はもちろん、
前回の生徒たちによる暴力事件も盛り込む必要があったとはどうしても思えないんですよね。
個人的には、賑やかしのための騒動に映ってしまって。
前者に関しては、「下剋上球児」のタイトルに因んで、弱小高校野球部の部員たちと
大きな傷を負った教師が共に地獄の底から這い上がり、頂点へと上り詰める…。
そんなスケールの大きい物語にしたくて、
無免許や書類偽装した事を隠しながら教師を続けるという、
発覚したらどう考えても社会復帰出来そうにない設定を加えたんでしょうけれども…
犯罪は犯罪でも、野球部の親友を精神的に殺してしまった過去があるとか(飛び降りとか…)、
監督の指示により敵チームと傷害事件を起こしたとか
そういった方向に持っていった方が、南雲を応援しやすかったのではないでしょうか。
でも…今回でひとまず、無免許問題の解決に向けて南雲自身が動き出してくれたので、
モヤモヤした気持ちは少し解消出来たかな。
試合中も、大声出したら目立っちゃうよ…いつバレてしまうんだろうか…と
違う意味でハラハラしながら見ていたくらいには
話の没入感を削ぐ要素になっていたので、
次々回辺りでなくなりそうだと分かって、正直ホッとしました。
これで、共犯宣言も解かれて…
あとは、禊を済ませてから、野球部のみんなと再会するまでの描写次第ですね。
2年後の世界で、監督として大会に参加している事は確定していますから、
南雲がどう受け入れられるかで、また作品への評価も変わってきそうな気がします。
2話の感想でも書いた通り、部員全員が駆けつけるなどして、
どうか「それでも俺は…」みたいな感動話に持っていかないで欲しいですし、
外部コーチではなく正式な教師として戻ってくるのなら
都合良過ぎな感じはありますし…。
まぁとりあえず、次週を待つしかなさそうです。
「最愛」「MIU404」を生み出したスタッフの最新作という事で、
視聴前の期待度を高くつけている方をちらほら見かけたのを踏まえると…
ここからの巻き返しを期待したい所ですね。
私も、このままでは終わらないはずだという望みは、まだ捨てておりません。