シッコウ!!〜犬と私と執行官〜 8話 感想|18歳で成人になったとは言えど…

 

 

三者目線で見ているから、今回の杏奈(幸澤沙良)の行動は

いや、その歳でそんな簡単に騙され過ぎ!とか、もう少し怪しまないと!とかって

ツッコみたくもなるんですが。

でも、去年4月から成人年齢が18歳に引き下がった背景を考えると、

これが逆にリアルなんでしょうねぇ…。

 

18歳なら、親の同意がなくてもクレジットカードが作れるし、借金だって出来るようになる。

つまり、大学生という若さでも、1人でやれる事が増えてくる。

杏奈は杏奈なりに、小さい頃から長年育ててくれた母親に

苦労をかけさせてしまったという負い目を感じている訳で、

既に30万円が返されなくて事態が大きくなっているのが分かっていても、

自分がバイトでガンガン稼げば、いつか失った分を取り返せるかもしれない、

もう"成人=大人"だからこそ、何かあっても母親を頼らずに

自分でなんとかしなきゃと言い聞かせていた部分があったんだと思います。

 

ただ…成人になったとは言えど、まだ社会に出ていない中での"なりたて"ですし、

親世代からしたら子供なのには変わりないんですよね。

ある意味「子供」なのは、法律を勉強し始めたばかりのひかり(伊藤沙莉)もそうで。

今回は、未熟さが残る杏奈に重ねるようにひかりの活躍を描き、

その対角線上にいる、杏奈の母親や小原(織田裕二)といった

人生経験豊富な人物の安心感と頼もしさも描いた事で、

大人になっても誰かに頼って良い、助けを求めたって良い…

そんな含蓄のある内容に仕上がっていた気がします。

 

シングルペアレントや実家暮らしの設定となると、

親が過保護で子供にポンとお金を渡したり、面倒臭い親に仕立ててクレームを言って

執行官たちを振り回したり…ってなりがちだと思うんですけど、

そういったベタな方向には持って行かず、

SNSでも簡単に金銭のやり取りが出来る現状も交えながら、

ちゃんと「成人になりきれていない人に潜む危うさ」

話を絞っていたのも見やすかったですし。

このタイミングで「こども六法」という書物を登場させてきた所も、

今回のテーマを表しているようでニヤリ。

また、「あの件ってどうなった?」が曖昧なままの結末も多い中、

投資詐欺をした先輩の前に警察が訪ねてくる描写を入れてきたのには清々しさがあり、

痒い所に手が届く感覚が残りました。

 

今回のゲストの幸澤沙良さんは、

某オーディション番組のグランプリの方だというのは存じ上げておりましたが、

演技をお見かけするのは本作が初めて。(その番組も帯ドラマも見ていなかったので)

どことなく幸薄系で、純白のオーラをまとわれていて…

何の悪意もないまま債務者となってしまった大学生としては

説得力を感じさせるキャスティングでしたね。

 

次回はもう最終回ですか…早いですねぇ。

いつか執行官になりたいです!と宣言した辺り、続編を作る気は満々ですね。

で、来週描かれる、栗橋(中島健人)の知り合いの子供連れ去り事件に関しては…

もしかして、"あの騒動"をモデルにしていたりするんでしょうか?

 

 

 

 

↓前回の感想はこちら↓

 

 

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