着飾る恋には理由があって 8話 感想|星野源争奪戦は葉山元社長が勝利!

 

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こちらもこちらで、攻めるなぁ。

ラストシーンには翻弄されっぱなしだ。

この手のドラマでは約束の日が大抵破られるのと同じで、

登場人物が振り返ったように見せて実は違う人の方に顔を向けていた…なんて

冷静に考えれば分かる事じゃないか!と思うんだけれども、

駿(横浜流星)が下の名前を呼んだから少し期待しちゃったじゃないよぉ(泣)

真柴(川口春奈)の顔の動きをスローモーションで見せるという、

思わせぶりな演出にもまんまとやられる。

そして、葉山(向井理)サイドで初めて主題歌がかかったのもあって、

「大サビはどっちが取るんだ!?」で盛り上がる(笑)

あ〜楽しかった。本作を見てきてようやく胸が高まる展開でした。

 

スマホの電源が切れていて、おまけに連絡先も交換していなかった駿。

知らない番号だからと電話を切ってしまった真柴。

90年代ではよくあった繋がらない事による「すれ違い」も、

現代ではスマホが普及されたのもあって流石にもう描かれないだろう…と踏んでいたけど、

ミニマリストという設定が説得力を持たせているんですね。

常に持ち歩いていないのだから、

肝心な時にヘマをやらかす流れになってしまうのに無理がない。

 

背中に頭をくっつけてぐりぐりさせて

彼を励ましている関係性も、もはや最初の頃とは形勢逆転してます。

それだけ、彼を支えようとする意思は堅いんだな…というのが、彼女から伝わってくる。

 

新しい人を好きになった段階で片思いだった相手が現れ、三角関係になる展開も王道で、

そうなると主人公は心が揺らいでウジウジした性格にさせがちなんですが、

本作の場合はここは違っていて。(個人的にラブコメで苦手な描写の1つ)

恋愛にうつつを抜かして仕事を疎かにしている訳でもないし、

人に向ける笑顔でも、葉山の前ではあくまでも"社長に憧れる部下"らしさを

滲み出ている所に好感が持てました。

 

本作を見続けている理由は、やっぱり主人公の凛々しさが大きいんだろうなぁ…と

改めて気づかされる内容でしたね。

主題歌も、いつもの"駿目線"のくだりも、葉山の圧倒的な存在感で奪われてしまったけど、

彼女がいる限り、想い合う根本的な部分が崩れる事はないと信じたいです。