レンアイ漫画家 8話 感想|野獣み溢れるキスで恋愛解禁!
「刈部くんは僕の人生を変えてくれた人」という向後(片岡愛之助)の言葉。
そこから、自分の人生にとって大切な人は誰か?が
清一郎(鈴木亮平)、あいこ(吉岡里帆)、レン(岩田琉聖)の3人の視点で描かれていく…
今回の内容を見て、なるほど…それで「"レン"・"アイ"=あいこ・"漫画家"=清一郎」かと、
ようやくタイトルの意味に気づかされましたよ。
レンアイをなんでカタカナにしたんだろうなぁってずっと疑問に思っていただけに。
これなら、初回からレンと清一郎の関係性の変化を別軸として描いてきたのも頷けます。
清一郎との思い出が、橋に行った時と、水族館で頭鷲掴みにされた時の写真の
わずか2枚しか残っていないあいこに対して、
高校時代から繋がっていた美波(内田理央)とは、あの時の情景が今でも蘇るかのような絵が
何枚も残されているという"数"の対比が
「自分には全然敵わない」という劣等感を物語らせて切なくなりましたし。
レンを生んだ張本人だけあって、"関わった年数"マウントで自分がママである事を匂わせる
美波の言動にはやきもきさせられましたが、
清一郎もレンも、まだ一緒に暮らして間もないあいこを人生のパートナーとして選んだ所に、
一番大切なのは"数"ではなく"質"なのだ…と考えさせられる爽快感がありました。
それに、レンにフラれた時は泣かなかったのに、清一郎にフラれた時は涙を浮かべていた辺り、
この人、本当に清一郎しか見えていなかったんだな…と思えてね(汗)
「手を差し伸べてくれる人はまた現れる」「それは俺じゃない」
関係性をぴしゃりと断ち切る彼の言葉はかなり残酷ですけど、
小悪魔な性格の彼女だから、このくらいはっきり言わないと気づかない事ってあるんですよね。
そして、回を重ねるごとに残念キャラになっていく早瀬(竜星涼)の存在が
ラブコメな本作において良いスパイスになっています。
彼はとっくに丸の内のサラリーマンを辞めているんじゃないかと思うくらい
自由自在に動いているのが面白いです(笑)
スマホで撮っていたの、もしかして…いややっぱりお前か!
見ているだけでハッピーな気持ちになれるストーカーは本当に珍しいw
今期のドラマは唐突なキスシーンも多い。
でも、清一郎の場合は前後のギャップが激しい分、
恋愛行為をすると急に雄っぽくなる所に胸がときめきましたなぁ…。
あいこが公園にいるのもよく分かったなぁとも思いましたが、
息を切らしている姿で、必死こいてあちこち探し回ったんだと想像出来ました。
恋愛解禁!自分に素直になってハッピーエンド!で終わる訳にも行かず、
次回からはまた新たな"恋の障がい"が訪れるみたいです。
正直言うと、SNSに個人情報を漏らして2人の恋を邪魔するくだりは
「ザ・典型的」感満載なので、あんまりなくても良い気はしてしまうんですよね。
同枠の前回のドラマでも似たような展開がありましたし。
まぁ…犯人は二階堂(真栄田郷敦)でしょうけども。