極主夫道 7話 感想|俺には時間がない…は安易に言っちゃダメだと学ぶw
本作の話は基本的に「勘違い」で成り立っている訳ですが、
回を重ねていってもマンネリ化は感じさせないんですよねぇ…。
龍(玉木宏)に演劇をガッツリやらせてみたり、
馴れ初め話を絡めてシリアスな展開でお届けしたり、
前回は主人公を脇に回し、今回は警官と2人で悪戦苦闘させてみたりと
1話ずつちょっとした変化を加えて同じパターンで見せない所に
作り手の腕の良さが光ります。
ベースは1話完結もの、さらに特定の要素が共通しているとなると
「またか」と言わせない内容を作るのって結構難しい気がするんですよ。
気軽に笑えて楽しげな内容に見せておいて、実は凄い事をしている作品だと思っています。
今回は、美久(川口春奈)のお気に入りのフィギュアを壊してしまった!
という所から物語が始まる訳ですが、日常でありがちな出来事から
あそこまで話を広げられるのも本当によく出来てますね。
冒頭でのエアコン&換気扇掃除のくだりは
「ついつい目を背けたくなる事もあるが、やる時はやるしかない」といった
伏線の役割も果たしていましたし、
フィギュアが欲しいがために酒井(古川雄大)が食費を切り詰めていったら
“白いブツ"のせいで薬物を使用していると上司達に勘違いされる展開も十分に面白いのに。
更に魔法の薬草まで絡めてきて、最終的に埋めた缶を掘り起こされる事になって
美久にお仕置きされる様子を見せてからの、
「やっぱり逃げたらあかん」という教訓めいたオチまでしっかり用意。
今まで互いに(特に警察側が)相手を色眼鏡で見ていた関係だったけれど、
今回を機に少し距離が近づいて良かった…
そんな見所も追加されて、満足感を味わえた1時間でした。
個人的に1つ学んだのは、「私には時間がないんだ」は安易に言っちゃいけない件。
まぁ、あんまり言う機会もないでしょうし、
本作においては、龍が理由も言わず急にそう口走ったのが悪いんですけどね(笑)
大人になると経験値の高さから"察する力"っていうのは自然と身についちゃうもので…
時間がない=病気に結びつくのも無理ないよなぁと思いながら見てもいましたw