SUITS/スーツ2 15話(最終回) 感想|東京ラブストーリーの"その後"ですか?
30分拡大ならまだ分かるんだけどさぁ…通常放送ですよ?
残り20分まで合併を「する」「しない」、
甲斐(織田裕二)がファームを「辞める」「辞めない」、
大輔(中島裕翔)が聖沢(新木優子)に真実を「話す」「話さない」
これらの優柔不断な話を延々と続けるもんだから飽きちゃいましたよ(汗)
前半部分でCMを流す頻度が多いのも…余計に集中力が削がれた感じがしました。
前回であんなに上杉(吉田鋼太郎)をラスボスに仕立てた割には、
伊東四朗さんとまとめてアッサリ解決させたのも腑に落ちず。
なんというか、結局、出演者のファン向けに、大輔&聖沢の関係と
甲斐&幸村(鈴木保奈美)の関係を描きたかったんだろうなぁ…としか思えない構成でした。
後者で二人っきりのシーンで、甲斐にトレンチコートを着させて、
幸村に「これからも私を守って」という台詞を言わせる。
これ、明らかに「東京ラブストーリー」を意識してましたよね?(笑)
で、大輔の方も、うじうじ引っ張り続けるんだったら前回で済ませて来いよってなもんで…
不倫はするし、ビンタされたと思ったらハグするし…意味が分からん。
彼は前作でも確かにダメな男っぷりは見せていましたが、
あそこまで「共感しづらい男」だと思った記憶はありません。
今思えば、放送再開してからは内輪揉めの話が多かったような気がします。
いや、一応1話完結型の話もやってはいたのですが、
“縦軸"を引っ張り続けるもんだから、内輪揉め「ばっかり」だったという印象しかなくて。
前作とは違って、続編では「上杉の襲来」という見所が追加されたので、
縦軸の展開は元々予定されていた脚本である事も考えられますけど…。
勝手な憶測で書くとするならば、ここも"変更"せざるを得なかったのではないのかと。
事務所という1つの現場に限定づけて撮影し続ける事で、
外との行き来によるコロナ感染拡大のリスク削減を図った。
そうしたら、中で展開される尺が増えてしまった。
じゃあ本来の流れをあれこれ追加しつつ伸ばすしかなかった…とか?
どちらにせよ、コロナ禍で一番被害を受けたのは本作である事は確かですね。
いろんなキャラクターにブレがあったし。
マカオに行くと言っておきながらすぐに帰ってきたし←
この状態で、来週は特別編!なんて発表されたらどうしようかとも思ったけれど、
きっぱり最終回で終われたのは良かったですよ。
もし第3シーズンやるとしたら…多分、もう見ないかな(苦笑)
あんまり役者さんのネガティブな所は言いたくないんですけど、
主演を見るたび、いつも苦虫を噛み潰したような表情に、
上半分だけ口を開かずに話す演技が多いのが苦手になっちゃってねぇ。
15話という話数の多さも相まって、引き込まれずに終わってしまった感じですね。
↓今までの感想はこちら↓