ハラスメントゲーム 秋津vsカトクの女 感想|腕前が伝わるドラマは、やっぱり良い。
面白かったな〜!
“仕事をしている姿""腕前"が秋津(唐沢寿明)だけでなく、
高村(広瀬アリス)や鮫島(仲間由紀恵)などどの人物でもしっかり描かれていると、
問題解決に向かうまでの流れも見ていて清々しいものがあります。
と同時に、ここ最近のドラマBizの作品が如何に人情ゴリ推しなのかを改めて実感…
その枠で見たいのは、旦那との離婚や子育てがどうのこうのじゃないんですよね。
内容自体は、冒頭で誰かが押しているシーンがあったので
自殺が誰かによる作り話なのも察しましたし、その犯人が店長なのも予想通りだったものの、
まさかうどんがキーアイテムになっているとは視野に入れておらず、
そうきたか!と驚かされました。
パワハラしているからお仕置きだ!という単なるスカッと話じゃないのが本作の良さで、
上司や管理職も一人の労働者だと考えて動く秋津も、
良いように捉えられている「働き方改革」にあえて異論を唱えるマイノリティ派の心情も、
人間の弱さも、"働く人々"を現代社会を絡めて多方面から描いていく作りは今回も健在。
連ドラ時の見所が2時間でギュッと凝縮されたSPでした。
3人の人柄もやり取りも、やっぱり好きだし、かっこいいなぁと思える作品。
SPも良いですが、シーズン2の形で、息がぴったりな同じキャストでまたお会いしたいです。
…本音を言えば、ドラマBizでずっと放送し続けて欲しいんですけどね(笑)
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